守と破と離れ

写経は すこし敷居の高い 「行」 でもあります。
しかし、十分に楽しむこともできる というお話。
修行時代に、写経と言えば、「罰」だったなぁ~ と
思い出します。が、今こうしておこしいただいている方の中に
「すがすがしい!」と言われる方もおられます。
専用の和紙に、同サイズの 台紙には心経がプリントされています。
この台紙の文字は ある種 書いた方 独特の文字です。
はじめは、一言一句間違わぬよう、真剣に書いていきます。
はねるポイント、おさえる所、そして、のびやかな直線など。
漢字の美しさを再認識しながら、文字が進んでいきます。
この段階が 守
やがて、文字がおちつき、台紙の文字からはみ出して、
自由な大きさになりはじめ、型は あくまでも型であり
ガイドの役と理解したときが、 破
そこから、自分本来の文字は なにか?
太文字なのか、細いのか、繊細なのか、大胆なのか
薄い墨か 濃い墨なのか?研究つくされ、やがて
到達した 自分だけの 文字。 それはあきらかに 離
写経 という 狭い範囲といえども、楽しみ方は千差万別。
基本を習得しつくしたからこそ 進める エリアがあり、
定年までつとめあげたこは、まさに 守であり
その後、殻を破り独立する方、ボランティアする方などなど、 破
そして、生産活動でなく 別の角度から社会に恩返しを始めるのが 離
かもしれません。
写経。まずは、やってみること。
そして、合わなかったら、途中で、終わりにしても構いません
もしも、完成したら、自分で自分に自信がつきます。
それはまるで、フルマラソンを走り切ったように
富士山を登り切ったかのように。
自分に自信がつくのも写経の良いところ。
まずは、やってみること。
あなたの チャレンジ を応援します。
次回の写経会は 平成 25年 9月の2日です。

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