文字を書くということ

朝禅で行っていること。それは書くこと。

坐禅をする前に、A4無地の紙と鉛筆をお渡しします

10分。絶対に他人に言えない見せない秘密な案件。トップシークレットを

自分のココロの中から書き出します。体験や否定的な感情、嫌なこと、好きなこと。

どんな事を書いても構わない、小さなイライラも 書きまくる。

他人に見せる必要もないので、汚字でも、読めなくても、かまわない、

箇条書きでも 長くかいても句読点がなくたって構わない。

心の中のモヤモヤする何かを 文字にして 一旦、棚卸しをする

心配事は心のエネルギーを分散して弱めてしまう。

悩みが多い人はマルチタスクで作業をしている

1つに集中するには、心のエネルギーは集中するから

本来の強力なチカラで取り組むことができる。

10分経ったところで、書きかけでも、停止。

ここからは坐る時間。

作法にしたがって身体の姿勢を整え緩やかに坐る。

永く楽に坐る姿勢とは、頭の重さを素直に首で受けて

背骨で受けて、腰骨でうけとめる。

はじめだけは、他者に手伝い自分を客観的に補正してもらうが

心を整えるには近い道。

一人ひとりに人生があるように、オリジナルな人生だからこそ

独特な姿勢になってくる。それを補正するには 他者に診てもらうこと

警策(きょうさく)といわれる、ばちーんと肩や背中を叩く道具がある

これは本来、背骨を補正するための道具であり、それを背中に当てることで

自分のオリジナルを補正する方向を知ることができる。

身体の姿勢が調えば次の件

無だとか、空(くう)だとか、言われますが、

はじめての人がなれるはずもなく、 先ほど記した文字が

心の中にでてきます。心の中にでてきた件に素直に向き合う。

にげることなく 向き合う。向き合えば、集中して取り組むことができる。

自分にできること、出来ないこと、他人のこと、是は後回し これだけは即実行

次の悩みに自動的に移動しまして、おなじように自分の中で答えが生まれる。

しばらく続ければ、あっという間に進んだり、あっという間に脳が疲れて眠気が襲ってきたり、

そんなときはそのままの姿勢でぐっすり眠れるのがまた不思議なものであり、

目覚めたらまた、心の中からお題目が生まれてまた 落ち着く。

定刻を迎えて、坐禅が終われば 始まる前に記した自分と向き合います。

ほー。こんなことを思っていたのか、是には対策をこうしてみよう。

ああしてみよう。そもそも悩んでも仕方がないことだったね。

頭に浮かぶことをひたすらに記すじかんがやってきます。

 

坐る前に書き出せば

見える化できて、個別に集中できて、イライラすることなく、ストレスが減り 能力を全力で使える

だからこそ

幸せを感じることができて、否定的な感情が減って、不安が改善して

ストレスが穏やかになるし、認知機能の改善される結果は実証済み

幸せな気分で 頭が良くなる 

その身体には自己治癒能力が十分に備わっていることに気づくことができます。

最低4日間続けることで、飛躍的に効果を実感。 仕事直後、または一日の終わりに行えば

今日の悩みは、文字にして一旦は心からおろすから、

習慣化できた4日後、夜はぐっすり眠れます。

高価な薬に頼ることなく、遠くに旅行するでもなく、ほぼお金がかからないから、続けても損する事もないし、続ければ続けるほとに 幸せ感でみたされていきます。 

道元禅師は 坐禅をこのように伝えました。 安楽の法門であると。

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
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