早ニャ禅

朝の坐禅を楽しみにしている猫がいる。はじまる30分前には外で待機

扉を開ければスッと進前。大間中央に鎮座して御本尊様にご挨拶。

そして定位置のひざ元へ

ニャ禅では何も声を発しない。

ただゆるやかに

嬉しそうにシッポが

揺れる

朝日があがり、朝焼けに染まる大山を猫一人分の隙間から眺める。

落ち着きは極まり、ゴロゴロと喉を鳴らす

ひとときを

無心にすごす

善きも悪しきも素直に受け入れ

あるがままに今を生きる。

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