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十二年に一度の御開帳_観音様「午歳 特別ご開帳」

十二年に一度の御開帳_観音様「午歳 特別ご開帳」

【特別公開】十二年に一度の勝縁を結ぶ

2026年4月、厚木市長谷の「蓬莱山 長谷寺」にて、十二年に一度の午歳(うまどし)特別ご開帳が執り行われます。

普段は拝むことのできない御本尊の扉が開かれるこの期間は、仏様とのご縁が最も深まる貴重な機会です。昭和の大火を切り抜けた「不屈の観音様」の御心に触れ、明日への活力を授かる特別な数日間。春の柔らかな日差しの中、千年の歴史が息づく境内へと足を運んでみませんか。

【由緒・歴史】困難を切り抜ける「不屈の力」

奈良から続く祈りの系譜と、北条時頼公のゆかり

当山は、今から千年以上前、奈良の総本山長谷寺の開祖により観音様が勧請されたのが始まりとされています。鎌倉時代には、時の執権・北条時頼公が、鎌倉の西北を守る要衝としてお堂を修復し、この地を「長谷(はせ)」と名付けたと伝えられています。

炎の中から救い出された「奇跡の観音様」

昭和27年、不慮の大火により堂宇が焼失するという悲劇に見舞われましたが、御本尊は地域の人々の手によって、燃え盛る炎の中から奇跡的に救い出されました。絶体絶命の火難を切り抜けたそのお姿は、現代を生きる私たちの困難をも乗り越える「不屈の力」を授けてくれる希望の象徴となっています。

【特別行事】慶應落語研究会と限定御朱印

4月5日:笑いと祈りの日(檀信徒限定)

慶應義塾大学落語研究会の突出亭冷奴さんらによる「奉納落語」が催されます。

4月18日:限定コラボ御朱印(一般参拝者)

清水心澄さんによる、龍に乗った愛らしい観音様の限定御朱印「ほのぼの観音」を、お一人ずつ心を込めて直書きいたします。(受付:9:30〜 / 13:00〜 ※志納金別途2,000円)

清水心澄

「ほのぼの観音」を描き続ける仏画師・芸術家です。その作品は、従来の厳かな仏画の枠を超え、丸みを帯びた柔らかなフォルムと、慈愛に満ちた優しい表情が特徴。手にした瞬間に心が「ほのぼの」と温かくなるような、現代の私たちの日常に寄り添う仏様を描かれています。

圧巻の儀式「大般若経転読(だいはんにゃきょうてんどく)」

両日ともに執り行われる、八名の僧侶が六百巻の経典を空中で扇状に舞わせる荘厳な法要。経典から巻き起こる聖なる風「梵風(ぼんぷう)」に触れることで、豊かな知恵と無病息災を授かります。

【一生の証】歴史に名を刻み、観音様を日常へ

最古の書物への芳名奉納(記名)

室町時代(1554年)から続く当山最古の貴重な経本にご自身のお名前を刻むことは、千年の歴史の一部として、あなたの祈りを未来へ永く留め続ける一生の証となります。

いつも横にいてくださる「守護のお札」

火難を切り抜けた不屈の観音様が宿るこのお札は、どんな時もすぐ横であなたを支え、一歩踏み出す背中を優しく押し続けてくれる守護の証であり、一年間見守っていただいた後は感謝の気持ちを込めてお寺へお返しいただくことで、また新たな平穏へと繋がっていきます。

一粒万倍の福を招く「招き猫おみくじ」

参拝の記念に、愛らしい猫たちが幸運を運ぶおみくじを。一粒万倍の福を招くような猫たちが、今のあなたにぴったりのメッセージを届けてくれます。

【五感で味わう】参拝後のひととき「寺カフェ」

自家製燻製ナッツとチーズの調べ

法要の後は、境内の「寺カフェ」でひと休み。香ばしい自家製の燻製ナッツやチーズを、丁寧に淹れたコーヒーとともに。観音様に見守られながら過ごす贅沢な余韻は、心とお腹を優しく満たしてくれます。

【開催概要】

  • 場所:蓬莱山 長谷寺(神奈川県厚木市長谷1288-1)

  • 日程:2026年4月5日(日)、4月18日(土)

  • 志納金:3,000円(お札の授与を含みます)

  • 4/18限定 ほのぼの御朱印

 記事を書いた人

加藤大宗

神奈川県厚木市・蓬莱山長谷寺 僧侶。永平寺東京別院で修行を積み、慶應義塾大学を卒業後、葬儀・法事・供養などの仏事に携わる。 その経験を活かし、仏教や供養に関する知識を分かりやすくお伝えする記事を執筆しています。