葬儀や法要で見かける「お位牌」。
ここでは、お位牌の意味、白木位牌と本位牌の違い、そして長谷寺での取り扱いについて整理します。
お位牌とは
お位牌は、亡くなった方を「これからも家族として迎え続ける」ためという意味もあります。
名称 | 役割 | 主に使う場面 |
|---|---|---|
白木の位牌 | 葬儀の際に用いる仮の位牌 | 通夜〜四十九日まで |
本位牌 | 四十九日以降に自宅で手を合わせる位牌 | 仏壇・棚・お寺での安置 |
お位牌は、形そのものよりも、そこに込められた「思いの継続」が本質です。
白木位牌と本位牌の違い
白木位牌(仮位牌)は、葬儀・通夜のときに祭壇に安置されるものです。
その後、四十九日を目安に 本位牌へと移します。
白木位牌 | 本位牌 |
|---|---|
一時的なもの | 長く手を合わせるためのもの |
葬儀〜四十九日 | 四十九日以降 |
木肌が白い・簡素 | 黒塗り・唐木など種類が豊富 |
長谷寺では「オリジナル印字」を行っています
長谷寺の本位牌では、戒名や俗名に加えて、故人の生き方を短い言葉で残すことができます。
どのような人だったのか
大切にしていた言葉
家族に伝えたい思い
などを 40文字ほどで記入可能 です。
たとえば:
「いつも笑顔で、まわりを明るくした人」
「家族を想い、静かに支え続けた時間を忘れません」
「一喜一憂 出会いを大切に」
手を合わせるとき、その言葉は心の拠りどころになります。
お位牌を置く場所
仏壇がある場合は仏壇に安置します。
仏壇がない場合は、棚・小さな机・写真の近くなど、生活に馴染む場所で構いません。
形式よりも、手を合わせられる場所に置くことが大切です。
まとめ
お位牌は、故人の名前を中心に手を合わせるための拠りどころ
葬儀では 白木位牌、四十九日以降は 本位牌
名前は 戒名でも俗名でもよい
置き場所は仏壇でなくても、手を合わせやすい場所が自然
長谷寺では、故人の生き方・家族への思いを40文字で記すオリジナル印字が可能
記事を書いた人
加藤大宗
神奈川県厚木市・蓬莱山長谷寺 僧侶。永平寺東京別院で修行を積み、慶應義塾大学を卒業後、葬儀・法事・供養などの仏事に携わる。 現在は慶應義塾大学大学院にて産業心理学の勉強中。仏教や供養に関する知識を分かりやすくお伝えする記事を執筆しています。
