香典を複数人で連名にすることがあります。
夫婦、家族、兄弟姉妹、同僚、会社からなど、状況によって書き方や注意点が変わります。
ここでは、よく使う連名の形をシンプルに整理します。
夫婦で連名にする場合
基本の書き方
代表者(世帯主) のフルネームを大きく書き、
隣に配偶者の 名前のみ を添えます。
例)
山田太郎 花子
同じ名字なので苗字を繰り返す必要はありません
× 山田太郎 山田花子
✓ 山田太郎 花子
香典袋の選び方
金額は 世帯としての気持ち として包みます。
夫婦それぞれで別に包む必要はありません。
兄弟・家族で連名にする場合
同居家族であれば、代表者 + 「家」でも良い
例)
山田家
または
山田家一同
個人名で連名にする場合
山田太郎
山田次郎
山田三郎
※ 横書きの場合は左から目上 → 目下、
縦書きの場合は上から年長 → 年少が一般的です。
金額の考え方
“世帯が同じ” → まとめて一つ
“それぞれ生活が別” → 各自で包んでもよい
状況に応じて柔軟に。
職場・会社で連名にする場合
会社・部署として出すとき
上段:会社名(または部署名)
下段:代表者名(代表取締役・部署長 など)
例)
株式会社〇〇
営業部一同
個人同士で連名にする場合(同僚数名など)
人数が多い場合は、下段に
営業部有志一同
とまとめて良いです。
職場でよくある悩み
香典に会社規定がある場合 → 規定を優先
社内で連名の順序に迷う → 役職順 が自然
中袋(内袋)の書き方(連名時)
金額は合計金額 を書きます
住所欄は 代表者の住所 を書けば十分です
名簿が必要な場合は、別紙に全員の名前を記入することもあります
例)
金壱萬円
(裏面)
〒〜
住所
山田太郎(ほか3名)
迷ったときの判断ポイント
生活が同じ人たち → 1つにまとめる
生活が別の人たち → 別々に包む
会社は 役職順・組織名→部署→人 の順に書く
迷ったら
「誰が受け取ったときに分かりやすいか」
を考えると自然に整います。
まとめ
夫婦は 代表者フルネーム + もう一人は名前のみ
兄弟・家族は状況により「家」または個人連名
会社は 会社名 / 部署名 / 有志一同 の使い分け
中袋は 合計金額 と 代表者住所
香典は形式だけでなく、
「心を込めて渡す」 ことが一番大切です。
記事を書いた人
加藤大宗
神奈川県厚木市・蓬莱山長谷寺 僧侶。永平寺東京別院で修行を積み、慶應義塾大学を卒業後、葬儀・法事・供養などの仏事に携わる。 現在は慶應義塾大学大学院にて産業心理学の勉強中。仏教や供養に関する知識を分かりやすくお伝えする記事を執筆しています。
