事情があり、通夜や葬儀に参列できず、香典を渡せなかった場合、
「後日送るのは失礼ではないか?」
「そのままにしておいてよいのか?」
と迷うことがあります。
結論から言うと、
後日、香典をお渡しすることは失礼にはあたりません。
ただし、渡し方と言葉の添え方に気配りが必要です。
基本の考え方
香典は形式ではなく、
亡くなった方とご家族への「気持ち」 を伝えるものです。
参列できなかった理由があっても、
その気持ちがあるなら 後日、香典をお渡しして問題ありません。
ただし、突然渡す場合は、かえって気遣いを増やしてしまいます。
香典を後日渡す適切なタイミング
次の いずれかが自然です。
葬儀後 1〜2週間以内
四十九日(しじゅうくにち)までの期間
早すぎなくていいので、落ち着いた頃にお渡しするのがやさしい配慮になります。
渡し方
郵送する場合(※香典袋を現金書留で)
添える手紙の例:
ご葬儀に伺えず申し訳ございませんでした。
心よりお悔やみ申し上げます。
落ち着かれない日々かと存じますので、
どうぞご無理のないようお過ごしください。
電話やメッセージでの連絡は必要?
連絡は しないでもよい ですが、もしするなら、次のように。
「心からお悔やみ申し上げます。後日、失礼にならない形でご挨拶をさせてください。」
「香典辞退」と案内があった場合の対応
その場合は、香典は渡さず、言葉だけで十分です。
ただし、親しい関係の場合は
四十九日以降に、小さな手紙とお供え は自然です。
例:
お線香
小さな花
お茶・お菓子 など
金額を伴わない、そっと寄り添う形 が大切です。
まとめ
香典を後日渡すことは 失礼ではない
葬儀後 1〜2週間〜四十九日までの間に渡すと自然
香典辞退の場合は 香典は送らない
香典は、「形式」よりも、故人とご家族への気持ち が伝わることが何より大切です。
記事を書いた人
加藤大宗
神奈川県厚木市・蓬莱山長谷寺 僧侶。永平寺東京別院で修行を積み、慶應義塾大学を卒業後、葬儀・法事・供養などの仏事に携わる。 現在は慶應義塾大学大学院にて産業心理学の勉強中。仏教や供養に関する知識を分かりやすくお伝えする記事を執筆しています。
